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沖縄の海洋飛沫帯に長期間暴露した
エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いた
コンクリートの防食効果に関する研究
著者
東京大学 生産技術研究所 星野 富夫
安治川鉄工株式会社 技術研究所主管 上久保 道夫
東京大学 生産技術研究所教授 工博 岸 利治
出典:コンクリート工学年次論文集 Vol.33,No.1, PP.1151-1156, 2011.7
要旨
本論文では,海洋暴露実験によりエポキシ樹脂塗装鉄筋の防食効果を明らかにするために, 塗膜への損傷を付与した鉄筋や曲げ加工を施した鉄筋を用いたコンクリート梁などにより, これらの要因が鉄筋コンクリートの耐久性におよぼす影響などを検討したものである。 わが国の腐食環境としては,最も過酷な環境下である沖縄沿岸での10年間の海洋暴露実験の結果, コンクリート中の鉄筋周辺に発錆限界塩分量(1.2kg/m3)の10倍程度の塩化物が浸透している場合でも, エポキシ樹脂塗装鉄筋に変状は全く認められなかった。 また,節間に跨るような損傷を付与したエポキシ樹脂塗装鉄筋では, 損傷部表面に腐食は認められるものの孔食のような状態は認められず, コンクリートにひび割れを誘引するような状態は認められなかった。
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